
職場での人間関係に悩んではいませんか?
人間関係が辛くて、仕事に行くのが憂鬱だという人も多いかもしれません。
私は、これまで医局人事を含めて10回以上(合計7施設)の転職を繰り返してきました。
アメリカ人は生涯に平均11回転職すると言われているので、この回数はもはや「転職のプロ医師」を名乗ってもいいでしょう。
そんな自称「転職のプロ医師(仮)」が、これまで心がけてきた”職場での人間関係を良好にする秘訣”をお伝えします。
新しい職場や部署に移動される方はもちろん、今の職場での人間関係で悩んでいる方も、この記事を読めば現状を良くするヒントが得られるかもしれません。
参考文献;
Contents
≫ ①名前を覚える

|名前を呼ばれて嫌な人はいない
どんな人にとっても自分の名前は特別です。
多少うるさい場所でも、自分の名前を呼ばれれば気付くことが多いでしょう。
このため、新しい職場や部署であれば、一番はじめにやるべきことは明確です。
まずは全員の名前を覚えましょう!
私は職場が移った場合は、病棟に貼ってある看護師さんの名簿(できれば顔写真付き)を暇があれば眺めて、全員の名字を覚えるようにしています。
最初の2週間で8割以上の人の名前を覚えれば、あなたの評価は間違いなく上がります。
もし覚えられないのであれば、手帳などにメモしてでも最優先して覚えましょう。
このテクニックは、世界中どこに行っても使えるようです。
ノートを手に取り、特徴と名前を書きこんでいく。この方法だと、どこの国に行っても、言葉が通じなくても、たくさんの友達、仲間ができる。そして、すぐにその場所に溶け込むことができる秘訣だ。
—『2本のロープがつないだ絆 : ありがとうは夢を叶える魔法の言葉』CAPLIORE NOBU著

2本のロープがつないだ絆 : ありがとうは夢を叶える魔法の言葉
|(重要)注意点
・ 一部の人(特にイケメンや美女)の名前だけしか覚えないのはダメ。
周りの人から普通に嫌われます。
・ ファーストネームを気安く呼ばない。
セクハラだと思われます。
イケメンや美女だと違うのかも!?
≫ ②自分から行動する
|相手からの反応を待たない
次にやるべきことは、自分から行動することです。
つい遠慮して、相手からの反応を待ちたい気持ちもわかりますが、思い切って自分から行動しましょう。
簡単なのは朝の挨拶ですね。
①のテクニックと合わせて、朝は自分から「おはようございます、〇〇さん」と挨拶してみましょう。
お願いがある場合も積極的に話しかけたり、何かしてもらったら感謝の言葉を伝えましょう。
どんな人に対しても、きちんと礼儀正しくすることもポイントですよ。
医療業界ではできない人も多いですが、社会人としては当然のマナーです(特に医師)。
黙って病棟にやってきて、何かやってもらって当然のような態度をとっていては、良好な人間関係など作れるはずがありませんよね。
|挨拶のコストパフォーマンスは最強
挨拶は人間関係を最も簡単に改善させる習慣です。
笑顔で挨拶を毎日続けるだけで、あなたの印象は劇的によくなります。
ちょっと苦手だと感じている人こそ、自分から積極的に挨拶してみてください。続けていると、自分の印象や相手の態度が変わりますよ。
≫ ③日常に楽しみを見つける
|余裕を持って働くことが重要
職場で良い人間関係を築こうとするなら、常に心と身体に余裕をもつことが非常に重要です。
趣味を作ったり、友人・家族との時間を大切にして毎日を充実させましょう。
楽しい職場環境を作るコツは、職場の外での楽しみを見つけることです。
こんなご時世ですが、周囲に美味しいお店を探したり、ちょっと観光してみたりしてもいいと思います。
|肩の力を抜いて周りを見てみよう
真面目な人ほど、「早く仕事を覚えないといけない」と思い込み、余裕がなくなりがちです。
あなたが数週間で仕事を完璧にこなせるようになることを、誰も期待していないはずです。
全力で走り続けようとしても、途中で疲れて失速するだけです。
肩の力を抜いて、周囲の環境を楽しむ習慣を心がけてみてください。
≫ ④全ての人と仲良くする必要はない

|思い込みを捨ててみる
職場の人全員と仲良くしなければいけないと思い込んではいませんか?
どうしても合わない人は必ずいます。
残念なことに周囲の足を引っ張ることに生きがいを見出す人もいらっしゃるようです。
苦手だと思いこんでいる人と積極的なコミュニケーションを取るように心がけたとしても、どうしても仲良くなれない場合や、強いストレスを感じる場合もあると思います。
価値観が合わなかったり、建設的な関係を築けないと感じる人とは、無理に仲良くする必要はありません。
相手と距離を保ち、関わらないようにしましょう。
ただし、挨拶や仕事上のやりとりは通常通り行うようにしてください。仕事に支障をきたしますから。
|相手が上司だと距離を置けない場合もある
相手が上司の場合は、なかなか距離を置いて働くことが難しいでしょう。
そんな場合は、仕事だと思って割り切って付き合うか、自分の考え方を変えるか、職場を変えるしかありません。
すぐできることではありませんが、先回りして相手をサポートする気持ちで働いていると、相手の態度も変わってくるものです。
以下の記事も参考にして、自分の考え方を変えるよう努力してみてもいいかもしれません。
≫ ⑤どうしてもつらいなら諦める

この世界で一番大切なもの、それはあなたの体と精神の健康です。
心や体を壊してまで優先すべき仕事は、この世界には存在しません!
残念ながら、医療業界ではブラックな職場環境が蔓延しています。
今の職場がどうしても辛い場合、転職は悪いことではありません。それはしっかり認識しましょう。
ブラックな職場環境でひたすら我慢して働くことは、美徳ではありません。
自分の身を守るために転職することは、敗北ではなく戦略変更です。頑張った結果うまくいかなかった経験は、決して無駄にはなりません。くれぐれも無理をしないでください。
ブラックな環境で働いていると、自分が何のために働いているか分からなくなりがちです。
もう一度、自分が働く理由を考えてみましょう。
≫ 仕事へのモチベーションを失った時に。何のために働くのか考えてみる
≫ 仕事に集中するために人間関係を見直そう
円滑な人間関係を築くことは、仕事だけでなく人生を充実させるきっかけになります。
良好な人間関係の構築は、人生における最優先ミッションの一つといえるでしょう。
今、職場での人間関係に悩んでいるのであれば、この記事が参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
なるべく多くの記事を更新したいと思いますが、緊急手術などが立て込むと更新が困難になることがあります。
参考になったと思ったらコメントやSNSで拡散をお願いします。更新する励みになります。
Twitterもやっておりますのでよろしければ@cvsurgeonblogでフォローをお願いします。
コメントを残す